八王子学園八王子の新井唯斗内野手(3年・主将)が、「2025年のドラフトで指名されるのではないか?」とこの春から注目を集めてきました。
そんな新井選手のこの夏・高校野球西東京大会以降の活躍を含め、ドラフト指名の可能性、複数球団スカウトのコメント、新井選手の経歴などについて記事にしてみました。
どうぞ最後までご覧ください。
新井唯斗選手の2025年ドラフト指名の可能性は?
八王子学園八王子の新井唯斗選手は、2025年ドラフトの高校生注目の選手ですので、指名される可能性は高いと予想されています。
ただし、ドラフト指名の可能性については、現時点では明確な順位予想はありませんが、スカウトの注目度や成績から見て、指名順位が上下する可能性もあります。
ポジションは遊撃手で、今春から中堅手から転向し、守備力の向上が期待されています。
続きましては、新井唯斗選手に対するスカウト陣の評価をまとめましたので、引き続きお読みください。
新井唯斗選手のプロ球団スカウトの評価は?
この夏の大会で、プロ野球の球団スカウトは新井唯斗選手をどのように評価したのでしょうか?
2025年7月15日に府中市民球場で行われた高校野球西東京大会3回戦・八王子学園八王子-大成の試合に、巨人、広島、西武、DeNA、ロッテなどプロ7球団17人のスカウトが視察に訪れました。
もちろん八王子学園八王子の注目の大型ショート、新井選手を視察するためです。
以下が当日球場を訪れた主な球団スカウトのコメントです。
- 西武秋元球団副本部長:「センスがあり、素材は本当にいいものがある。スイングも癖がなく、二塁からの走塁はスピード感もある」
- DeNA木塚アマスカウト:「スイング力もあり、スピードボールへの対応もあるが、(バットを)シンプルに出せている。守備範囲が広く、身体能力が高く、とにかく無駄のない動き。」
- 巨人安藤スカウトスーパーバイザー:「とてもいい選手。走っている姿もいい。まだまだ細いが、成長過程にいる。走攻守そろったプレースタイルがいい。」
引用:日刊スポーツ
どの球団スカウトも、「走攻守のバランスがとれた素晴らしい選手」と新井選手に対して高い評価をしていますよね。
この試合、シード校の八王子学園八王子は初戦でしたが、新井選手の2安打1得点の活躍もあり大成高校に7-3で勝ちました。
続いては、そんなプロ注目の新井唯斗選手のこれまでの経歴や生年月日、出身校などをご紹介していきます。
新井唯斗選手の経歴
調査したところ、新井唯斗選手の経歴は下記のとおりでした。
- 名前:新井唯斗(あらいゆいと)
- 生年月日:2007年11月11日 17歳(2025年9月現在)
- 埼玉県所沢市出身
- 柳瀬小(新座リトル)→柳瀬中(東京神宮シニア)→八王子学園八王子高
- 身長183cm 体重77kg
- 右投げ左打ち
- 遠投100m超の強肩
- 50m走6秒0の俊足
八王子高校入学後は1年夏からセンターのレギュラーを獲得、2年秋から主将を任されています。
3年の春からチーム事情でセンターからショートにコンバートされました。
春季東京大会は全6試合21打数11安打6打点、打率5割2分4厘と打撃は絶好調。
チームをベスト4に導きました。
ただ慣れないショートの守備には苦しみ、1大会で6失策を記録。
5月3日の東亜学園との準決勝では3-2の延長10回タイブレークの末、自身の悪送球が原因でサヨナラ負けとなってしまいました。
その後、新井選手は主将として「9年ぶりの甲子園出場」、「高卒プロ入り」の2つを目標に、懸命に練習を重ねて夏の西東京大会に挑みます。
2025年夏の西東京大会の経過と新井唯斗選手の成績
2025年夏の西東京大会・八王子学園八王子の経過と、新井唯斗選手の打撃の成績は下記の通りです。
- 3回戦 大成 〇7-3 5打数2安打 打点1
- 4回戦 杉並 〇7-0 4打数2安打 打点1
- 5回戦 明星 〇8-1 5打数2安打 打点0
- 準々決勝 早大学院 〇8-6 5打数0安打 打点0
- 準決勝 日大三 ●2-4 5打数2安打 打点1
このように八王子学園八王子は準決勝で日大三高に敗れ、主将としての9年ぶり甲子園出場という目標は達成できませんでした。
とはいえ、この夏の大会で新井選手は、打撃面では24打数8安打で打率3割3分3厘と、春の打率5割2分4厘には及ばないものの、1番打者として立派な数字を残しました。
春の大会では課題であった守備もこの夏の大会では2失策のみ。
春以降の懸命な練習が実を結び、またショートのポジションにも慣れたことで守備力は向上しました。
また走塁では、3回戦の大成戦で、4回2死一、二塁の場面、後続打者のセンター前ヒットで、二塁から三塁を回って一気に加速して勝ち越しのホームを踏みました。
そのシーンは球団スカウトの目の前で強烈なインパクトを残したことでしょう。
準決勝の日大三高戦でも2-2の同点で迎えた9回表の打席で、主将である自分が「何としても自分が塁に出てチャンスを作るんだ」との気持からセーフティーバントを決め、50m6秒の俊足を生かして一塁に飛び込んだ場面も記憶に残るところです。
その後、9回裏日大三高の4番打者にサヨナラ2ランホームランを打たれた瞬間、八王子学園八王子の9年ぶり甲子園出場の夢は断たれてしまいました。
主将としての甲子園出場の夢は断たれましたが、新井選手自身の「高卒プロ入り」の可能性はまだ残っています。
2025年のドラフト会議は10月23日(木)に開催されます!
走攻守バランスの取れた遊撃手は、どの球団もほしいところです。
はたして新井選手の指名はあるのでしょうか?来月のドラフト会議にぜひ注目ですね!